アドレス日本一周 west[59]
投稿日:2013年1月27日
20円で関門海峡を通過
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下関から国道2号の関門トンネルで門司へ。原付は51cc以上が通行可なので、125ccのアドレスは問題なく走れる。通行料金が20円というのがありがたい。関門トンネルは大規模な改修で10月15日から長期間、全面通行止めになる。その直前に通れてよかった。
関門海峡の海底トンネルの真中が山口県と福岡県の県境。県境を越えて本州から九州に入っていく。関門トンネルを抜け出たところが国道2号の終点で、そこが国道3号の起点になっている。
国道3号を右折し、JR門司港駅前でアドレスを止めた。門司港駅は今でこそ忘れ去られたような駅だが、ここがかつては九州鉄道網の起点となるターミナル駅だった。
門司港駅前では、相模湾の真鶴岬で出会った美女「寝太郎さん」のお父さんが待ち構えてくれていた。寝太郎さんが連絡しておいてくれたのだ。なつかしの再会。お父さんも喜んでくださり、さっそく人気の「門司港地ビール工房」に連れていってくれた。ここでたいそうなご馳走になった。
門司名物「鉄板焼カレー」にはじまり、そのあとはジャーマンポテト、海鮮サラダ、キノコとベーコンのペペロンチーノ、トマトソースのかかった揚げナスのパルメジャーノ…と。それらをナン風のフォカッチャに包んで食べた。最後は2種のスパゲティー。地ビールを飲めないのが何とも残念なことだった。
地ビールはおいて、こうしてお父さんと食事をしていると、スズキのビッグバイク、バンディト1250Sで走った前年の「九州一周」がなつかしく思い出されてくる。
2007年の「九州一周」では門司の「寝太郎さん」の実家で泊めていただいた。お父さんが門司駅前まで出迎えてくれ、お母さんがたいそうなご馳走をつくって待ってくれていた。寝太郎家に着くと、さっそく大宴会の開始。お母さんの手料理をいただきながらビールや焼酎、泡盛を飲んだ。
話題はもっぱら「寝太郎さん」のこと。子供のころの話、学生時代の話…を聞いた。多彩な才能を秘めた寝太郎さんにとって門司は狭すぎたようだ。
「自分の力をもっと、もっと発揮させたい!」
ということで東京に出ていったという。
「門司港地ビール工房」での食事が終ると、門司港駅周辺のレトロな町並みを案内してもらった。そして最後に31階の「門司港レトロ展望室」に昇った。門司の夜景を見下ろしながら、お父さんは帰ったばかりのインドの話をしてくれた。「デリー→アグラ→ジャイプール」とトライアングル・ルートでまわったとのことで、インドへの想いを熱く語ってくれた。ぼくは1990年の「世界一周」以来、インドには行ってないので、計画していてできないでいる「インド一周」を何としても実現させなくてはと思うのだった。
門司港駅前で「寝太郎さん」のお父さんと別れると、国道3号で小倉まで行き、小倉駅前の「東横イン」に泊った。風呂から上がると、さっそく一人宴会だ。お父さんがお土産にくれた3種の「門司港地ビール」を飲む。ピルズナーはマイルド、ベルエールは軽いタッチ、ヴァイツェンは濃厚な味わいだ。忘れられない九州での第1夜目になった。
2008年10月10日 走行距離:299キロ(合計3,091キロ) |
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費用: | |
朝食 | 380円 |
宮島往復 | 340円 |
厳島神社 | 300円 |
昼食 | 1,600円 |
ガソリン | 768円 |
錦帯橋 | 300円 |
岩国ずし | 525円 |
周防大島温泉 | 1,000円 |
関門トンネル | 20円 |
宿泊 | 6,300円 |
合計 | 11,533円 |
総計 | 127,121円 |